インド旅 4日目(1)〜 聖地ギルナール山で9999段の石段を登る【インド階段井戸を巡る旅2017_14日間】

インド
聖地ギルナール山

この旅の最深部にしてハイライトである聖地ギルナール山を巡礼。
今回はギルナール登山の行程、景色編。
せっかくだからインドの山に登りたい、それだけで決めたジュナーガルですが、
インドの宗教の多様性について考えさせられました。

 


 

〈今日の移動〉[2017.12.22]

前日、ジュナーガルまでの道のりはこちら
https://wandering-sun.com/2018/11/03/india2017-3/

聖地ギルナール登山

本日は登山、早朝出発。
リクシャーで山麓まで来ました、100Rs、まだ暗いのに仲見世通り?は開店しています。

 

たぶん登山口、すでに結構な人が出ています。

 

日本の山と違い道はしっかり固められているので夜でも歩けるし、スニーカーでもOK。
参道と言った方が正しいのかな?噂では階段が9999段あるとか、うげえ。

 

老若男女、かなりの人が登ってきています。

 

途中にいたかわいい神様、お地蔵様みたいなものでしょうか?
(たくさんいたので別記事にまとめました→こちら

 

階段なのでどんどん標高を稼げます、街灯?があるので振り返ると歩いて来た道がわかります。

 

ここで前を歩くジャイナ教の方と遭遇。

ここでこのギルナール山を聖地とするジャイナ教についてお勉強。
日本では馴染みのないジャイナ教は仏教と同じくらいの歴史を持ちますが、ほぼインド国内でのみ信仰され、人口の0.5%と少数派(それでも600万人以上とか)。

不殺生、無所有など厳しい戒律からなのか、商人としてとても信頼されているらしいです。
ただ無所有の教えからその儲けはすべて寺院に寄進してしまうらしいです。超ストイック!
そんなわけでとてもジャイナ教寺院は豪華絢爛、アーメダバードのジャイナ教寺院も緻密な細工と宝石付きの像がありました。

ちなみに無所有の教えから服もほとんど着ないのが理想ですが、さすがに全裸だとあれなので写真のように全身白い服を着ているらしいです。今回の旅では見なかったけど ”裸行派” と呼ばれる熱心なジャイナ教徒もいるらしいです・・・。

 

そんなわけでここギルナール山の中腹にも立派な寺院群が現れます、その入り口。

 

でもまだ暗くて参拝には向かないのでとりあえず山頂を目指します。

 

雲間から朝日が顔を出すと同時に視界が開けました、目指すはあれか〜!

 

稜線上なので、風が強かったですが、ようやく到着〜
かと思ったら・・・

 

まだ先があったー!
ってか行けんのあのとんがりの上の青い建物? 修行場かしら??

 

ともあれ絶景です!
振り向いてジュナーガルの街を見下ろす。

 

進行右側、つまり南側の風景。
カルデラ地形になっているのかな?

 

オレンジの道は続いている。とりあえず行ってみよう。
写真端に運んでもらってるおばあちゃんが写っていた。

 

登り返しから振り返る。なかなかの岩稜。

 

見えた!行ける!!

青い建物内部はNo Photoだったので写真はありませんが、小屋の真ん中にヒンドゥーの神様の像が、周りには一人たぶん聖人がいました。
たぶんというのは割と普通の人っぽかった、像もまあなんか新しげ。
でも周りのインド人たちは熱心に祈ってたので厳かな雰囲気はありました。

 

山頂の僧院から直下の道。よくつくったなあー。

 

僧院で はじめての素手で食事

ちなみに来るときには通り過ぎましたが、鞍部の僧院で寄付をすると食事がいただけるとのこと。
なんとなく外見は入りづらいですが、突入。

 

お参りのあと、食事いただけました。緊張でブレてる・・・。
どんなものが出てくるかちょっと心配したけど案外普通、カレーとサフランライスとチャパティー、あと甘いおから状のもの。
ここに来てついに食事を素手でいただきました。なんか快感!美味しかったです、ごちそうさま。

 

食事をするところはこんなかんじ。

 

ニセピーク手前まで戻ってきました。
さっきはなかった謎の虎とライオン。この後「撮影用だぞ!」みたいな感じで怒られました。
この他の場所でも見かけたからインドでは流行っているのかも?でも台無し感あるような・・・。

 

教祖様と信者がお祈りを捧げてました、たぶん。

 


別れ惜しいですが、下山開始します。

ネミナータ寺院

下山途中、来るときはスルーしたジャイナ教の寺院、ネミナータ寺院が見えてきました。

 

眼下に広がる豪奢な寺院とジュナーガルの街並。

中は写真NGだったのですが、取れる範囲のタイルや細工もとても素敵です。
寺院の中はかなり広くそこかしこでジャイナ教の信者たちがお祈りを捧げたり、説法を聞いていたりしました。
あと、まだまだ寄進が止まらない様子なのか、さらなる拡張工事が続いていました、さすがだなあ。

来るときは暗くひたすら登っていたけど階段は上から見るとこんな感じ。

 

撮るのを忘れてて帰りのリクシャーから慌てて撮った山の全体像。

 

GPSでの道のりはこんなかんじ。

ほんとはギルナール山でインド人にモテモテになった話とか、山中の神様たちの写真も紹介したかったのですが、長くなったので分けます。次回!

インド旅 4日目(2) 〜インド人にモテモテのギルナール登山と個性的な神々【インド階段井戸を巡る旅2017_14日間】
前回は聖地ギルナール山の行程とその美しい景色を紹介しましたが、登山途中で出会った人々について紹介します。なぜかのモテモテ。また山中では様々な個性的な神様が迎えてくれました。前回の聖地ギルナール山の行程と景色についてはこちら。インド人にモテモ

 

 

 

 

コメント