初南インド!チェンナイの街をガシガシと歩きました。
信じられない大きさのビーチや現地の映画に感動!
初日にしてがっつり南インドを楽しめました。
前回の上陸編(1日目)はこちら
南インド、まずは「コーラム」がお出迎え
昨晩は深夜に付いた宿(ジングル ステイ エアポート (Zingle Stay Airport) )でしたが、
朝はいきなりのインドっぽい音楽で目が覚めました。
それもそのはず、ホテルの目の前はヒンドゥー寺院。
ゴープラム(寺院の塔門)もなかなか見事です。
朝6時からお経なのか音楽が流れ始めました。
朝のお経とお参り
Muthumari Amman Temple(22/12/2018) pic.twitter.com/PXDNFk6DA0— wantasun87@3/3東京マラソン (@wantasun87) 2018年12月22日
あと気になるのは寺院の前には謎の魔法陣が。
後で知ったことですが、南インドでは各家の前に「コーラム」と呼ばれる魔除けの魔方陣を描くのが慣わしとのこと。いきなり南インドきましたって感じです。
当然のようにホテルにもコーラムが。
これも後で知ったことですが、このコーラムは女性が朝描くという決まりがあるそうです。
またこのコーラムは家紋のように各家ごとに模様が決められており、嫁いだ先で姑さんからしっかり伝授してもらうとか。
宿から出た通りでも各家の前にコーラムがありました。
なかなか凝ってるのもあって楽しい。
少し大通りに出ると小さい魚の朝市なんかもやってました。
さすがチェンナイ、海が近いだけある。
デリーで乗りなれたメトロを使ってまずは今日のホテルに荷物を置きに行きました。
ちなみにお金が大きくて使えない問題はメトロの窓口でも解決されず、切符はクレジットカードで買いました。持っててよかった・・・。
お客さんはまあぼちぼちといったところ。
ちなみに持っていた「地球の歩き方16′-17’(去年の旅で買ったやつ)」にはまだ書かれていなかったグリーラインとブルーラインは上の地図のように開通していたようでした。2019年2月現在、Google Mapも途中までしか載っていませんがチェンナイセントラルから空港まで行けます。結構便利に使えました。
車窓からはなかなかの街が見えます。
ホテルはザ ホテル ロイヤル プラザ (The Hotel Royal Plaza)に泊まりました。
バスターミナル(CMBT)が近いからここにしたのですが、夜中までバスのクラクションが鳴り響き結構うるさかった。
外観撮るの忘れてたけど、窓の写真はありました。すでに窓外がバスの駐車場状態でした。
ともあれようやくここでお金を崩すこともできて一安心!
チェンナイの街へ
今日はまず、インドに慣れようとチェンナイの街を散策することにします。
まずはチェンナイ・セントラル駅。
19世紀、植民地時代に建てられたらしいですが、なかなかな配色。
インドの皆様に習い、今日は駅のキオスクで朝食としました。
サモサと謎の色付きパンを購入。ドキドキしながらパンは食べたけどちょっと甘いだけで普通でした。
あいかわらず、犬はのんびり(ぐったり)している。
そういえば牛の姿が見当たらない、ちょっとさみしい。
駅を出たら、ジョージ・タウンと呼ばれる旧市街を歩き回ります。
イギリス植民地時代の面影を残した町らしいですが、ミャンマーとかデリーとかまあよくあるアジアの風景といった感じでした。
一周したけど「歩き方」に見どころとして載っていたマドラス高等裁判所も遠くからしか見れなかった。特徴的な屋根ではありますが・・・。
セント・ジョージ砦
セント・ジョージ砦を東から入り、要塞博物館へ。
砦自体は無料ですが、兵隊さんが入り口にいて記帳が必要です。
中は撮影禁止。外が暑くて逃げ込むように入りましたが、中はコインとか大砲とかの展示だけであんまり興味を惹かれなかった。
クーラーもきいてないし、300Rs(値上がりしている・・・)も払ったのにがっかり。
数少ない要塞っぽい建物。
「東インド会社」とかワードを聞くと多少歴史ロマンは感じますが、まあ・・・。
インド洋を望む広大な砂浜!マリーナ・ビーチへ
ジョージタウンはなんとなく消化不良だったので、インドはじめての海を見に行くことにします。
移動には、前回の旅では結局乗ることのなかった郊外列車を使ってみます。
Chennai Park駅で切符を買いました。一人5Rs、安い・・・。
まず苦労したのは切符売り場を見つけること。
メトロと違って自動改札どころか駅員もいないので駅を見つければホームまでは簡単にいけるのですが、案内がほとんどないのでわかりにくいです。
絶対さっきの切符売り場のキャパに対してホームの客が多すぎる気がするんだけどな〜。
昼前の郊外列車は満員列車でした。
相変わらずドアは開きっぱなしなので半分身を乗り出して乗ります。
ミャンマーの列車より早くて怖い。
金色のゴープラムがあるパルタサラティ寺院
マリーナ・ビーチ近くの駅Thiruvallikeni駅(発音できない)で下車しましたが、
駅を降りてビーチとは反対側にクリシュナを祀る寺院があるらしいです。
駅についたのは12:45。「歩き方」によると午後(12:30〜16:00)はお休みとのことですが、ここまで来たので外観だけでも見ていくことにしました(「歩き方」には写真なし)。
なかなかカラフルな町です。
あえて小さい路地を行きます。
サリーもそうだけど独特の色使いだよなあ。
パルタサラティ寺院に着きました。
よくわからないけどまだ開いていたので、おじゃますることにしました。
入ってみると意外、参道が結構長く奥が深いです。
そしてかなり混んでいる。土曜日だから?
そして外から見えなかった金色のゴープラムが!
きれいだから最近塗ったのかな?事前の情報になかったので得した気分!
参拝する皆さん熱心にお祈りをしててそれも心に残りました。
広すぎる砂浜、マリーナ・ビーチ
また狭い路地を抜けて今度は海を目指します。
浜が見えてきました!
人もたくさん・・・なのはいいけど、
海が見えない!遠い!!
歩くこと5分位、やっと海が見えてきました。
この日は風が強くてリゾート感はあんまりないけど、カップルがいちゃついてたりチェンナイ市民の憩いの場所になっているみたいです。
インド洋に戯れる女学生たち。マリーナビーチにて。#インド旅 #インド #海水浴 pic.twitter.com/8HWXQjlBFw
— wantasun87@3/3東京マラソン (@wantasun87) 2018年12月22日
波も高そうで流石に泳いでいるひとはいないかと思いきやインドの女学生が波で戯れていました。
青春ですなあ。
あと何かの行事があったのか花もよく打ち上がっていました。
振り返るとこんな感じ。
遠くに霞んでいる三角屋根の建物群がジョージタウンだと思います。
ちなみにピンク色のものを持った人はわたあめ売りです。
少し北に歩くと(写真は振り返って北を向いている)舟がたくさん打ち捨ててありました。
でも修理している人もいたのでどれも漁に使っているのかも。
さらに南下すると屋台村が。
残念ながらほとんどが休業中の模様。時期なのか時間なのか?
ほぼ唯一開いていたアイス屋さんでひと休憩。25Rs。
写真は寒々としていますが、むっちゃ暑いです。しかも潮がまとわりつく。
逆光だけどガンジー像。かこいい。
海岸から一本はずれた道にあったレストランで昼食とします。
シークケバブとビリヤニの定食。
ある程度は覚悟してたけどめちゃくちゃ辛かったです。
去年の年末デリーでに苦しんだときと同じくらいの辛さ、シークケバブも辛いけどビリヤニに入っていた黒い香辛料(クローブ?)が鬼のように辛いことに気づき、途中からのいて食べてました。
でも去年の反省を活かし食後には太田胃散をすかさず飲んでなんとかこの日は事なきを得ました。旅の開始でまだ元気だったおかげでもあると思うのですが・・・。
サン・トメ聖堂
マリーナ・ビーチ最南端にあるのがサン・トメ聖堂。
インドにあって珍しいゴシック聖堂。
ただ入ったもののインドの「案内するよ」おじさんに追いかけられてゆっくり見ることができませんでした。それよりも・・・
次の目的地に行く間にデリーで見つけることができなかったスーパーを発見!
値札が付いてる!レジがある!!交渉しなくていい!!!
チェンナイ、大都市!これだけで割と感動してしまいました。
さすがにお土産は買うには早すぎるのでなにも買いませんでした。
カーパーレーシュワラ寺院
サン・トメ聖堂から内陸へ。
次に目指す寺院が近づいてきたのかお参り用の花屋さんが増えてきました。
そして現れるカーパーレーシュワラ寺院。
前回のインド旅行でヴリンダーヴァンでも少し見たけど立派なゴープラムです。
今回は南インドといいつつチェンナイが最南端の予定。
マドゥライにもっと大きいゴープラムがあるそうですが、今回の旅最大のゴープラムでした。
よく見ると神様がいっぱいいてインド版イッツ・ア・スモールワールドといったところ(?)。
今日は既に3つ以上の寺院でゴープラムを見ていますが、こんななのがそこいら中にあるのはすごいなあ。
上から撮れないので分かりづらいですが、中には同じようなゴープラムが並んでいて中庭を歩けます。
さっきのパルタサラティ寺院よりも開放的で入りやすいです。
また近くにはラーマクリシュナ・マトという寺院があります。
中は写真NGですが、外とは隔絶された静かな空間でみなさん静かにお祈りしていました。
チェンナイでインド初映画館!
今日は朝からほとんど歩きっぱなしだったので夕方からは前回のインドでは観れなかった映画にチャレンジすることにしました。
特に前情報がなかったのですが、とりあえずGoogle Mapでざっとっ見て「Escape Cinema」というところ目指してトゥクトゥクに。
あたり〜!
これもデリーで見られなかったいわゆるデパート!
表参道ヒルズよりずっとすごい!
デパートの催しでちびっこがダンス大会。未来の映画スターが生まれる瞬間…かもしれない?#インド #インド旅 #インド映画 #スター誕生 pic.twitter.com/yuKbtcWsfZ
— wantasun87@3/3東京マラソン (@wantasun87) 2018年12月22日
催しでちびっこによるダンス大会が開かれていました。
なかなかレベルが高い!こうしてインドの銀幕スターやバックダンサーが育まれていくわけですな。
1つ目の映画『ZERO』、超大作!
映画館はいわゆるシネマコンプレックス。画面も日本ではなかなか見れない大きさと迫力のある音!
これで150Rs(=230円)は犯罪的です(写真は映画が始まる前の広告です)。
ここでは『ZERO』という作品を観ました。
作品としては特に前情報もなく席が空いていたのを選んだのですが、なかなかの大作でした。
当然英語字幕もなく細部はわからないのですが、話も演技もわかりやすくなかなか楽しめました。
特に踊りが素晴らしくこの5分そこらだけでも価値ある感動的なものでした。
メイン音楽もインド旅行中ずっと頭の中で流れていましたし、旅行後2ヶ月経った今でも頭の中に響いています。ぜひDVD化(あと英訳、できれば日本語字幕)したらもう一度観たい!
↓の予告編の2:10〜その音楽が流れているのとその踊りとを少しだけ垣間見れます。
あとインドの人は映画を観るとき騒ぐとも聞いていましたが、口笛を鳴らしたり「おおぉ〜」と声を上げたりかなり自由。そちらも楽しかったです。
あと日本で「エンドロール中は席を立つな!!」と主張する人がいますが・・・
インド人は誰一人として最後まで見る人はいませんでした・・・。
スタッフさえも電気をつけて掃除を始める始末。
私もスタッフロールは最後まで観る派ですが、まあそのへんは自由でいいっすよね。
人それぞれ楽しみ方はあるので「・・・すべき!」という押し付けをするのはおかしな話と思います。
このあと意外にもなかなかリクシャーがつかまらず、焦りましたが12時近くにはなんとかホテルに戻れずました。
せっかくなので今回の移動を試しに地図にしてみました。
地図にするとたいしたことないけど要塞周辺とビーチ周りでだいぶ歩き回ってしまった。つかれた。
次回はチェンナイから南へ60km、海岸寺院のあるマハーバリブラムに向かいます。
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