インド旅13日目 〜クトゥブ・ミナールと腹痛の年越し【インド階段井戸を巡る旅_14日間】

インド
年越しに沸くインド門?

インドも残すところあと僅か、首都デリーの観光地を攻めます。
クトゥブ・ミナール、インド門と歴史ロマンあふれる旅は年越しで華麗にフィナーレを飾り・・・たかった。


前日の巨大寺院スワーミナーラーヤン・アクシャラダムはこちら

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前日はデリーに着いたものの、アクシャラダム寺院ばっかりになってしまったので、今日はきっちりデリーを楽しみたいと思います。

 

いざデリー!

今回の宿は朝食付きでした。
インド料理と欧米式を選ぶタイプ。たまには洋風もいいよね・・・。

 

ちなみに昨晩迷ったこの宿(Hotel Tara Palace Chandni Chowk)に向かう道はこんな感じ。

わかんねえよ・・・結構ここからも奥まっているし、夜ならなおさら。
Googleさまでブックマークしといてよかった。

 

〈今日の移動1 メトロ・徒歩〉

デリーを楽しむとか宣言しといて、郊外のクトゥブ・ミナールに向かいます。
外は朝のうちに動かないと暑くてどうでもよくなっちゃうしね。

イエローラインで一本、デリーはリクシャーと交渉しなくて済みストレスフリーな移動。
メトロ駅からはリクシャーを使ってもよかったのですが、2kmほどなので歩きました。

 

時々お花屋さんがあったりしましたが、車通りも多く埃っぽくてそんなに楽しくなかったですが・・・。

 

巨大な尖塔、クトゥブ・ミナール

入場料は500Rs。中に入ると・・・

 

どーん! で、でかい。

写真で見ると「ふーん塔だね」って感じですが、実際に見ると石造りのせいか威圧感がすごいです。

近づくとこんな感じのサイズ感。

スカイツリーとかもそうだけど、みなさまフレームに収めるのに苦労している模様。

 

このクトゥブ・ミナールのミナールはモスクの尖塔(ミナレット)のことでイスラム王朝がヒンドゥー教を打ち破った際に勝利を記念して建てたものだとか。後継者が少しずつ塔を伸ばしていき、最長では100mあったとか(今は頂部が落下して72.5m)。

 

また、塔の脇にはインド最古といわれるモスクがあります。

当時は他のモスクと同じく柱はシンプルな造りだったらしいですが、実はこの柱はヒンドゥー教の寺院を壊してその上に漆喰で固めていたものだったらしく、今ではそれが剥がれ落ちヒンドゥー時代の彫刻が露出しているらしいです。

盛者必衰の理を感じます。

 

そんな歴史ロマンとは別にインド映画俳優ごっこ(うざくてすみません・・・)。

 

勝手に白人の方にモデルになってもらいました。こっちのほうがいいね・・・。

 

ちなみに塔の隣にはなぞのプリン型の廃墟が。

こちらは今の塔の2倍ほどの高さの塔を建てようとしたところ途中で暗殺され未完に終わったものだとか。そんなもの作ろうとするから・・・。

 

あと忘れてはならないのが中庭の鉄柱

3-4世紀のものらしいのですが、鉄の純度が100%に近く全く錆びることがないのだとか。
そんな昔に精製技術があるとは、インド恐るべし。

 

クトゥブ・ミナール脇の公園へ、そして・・・

さて歴史ロマンあふれるクトゥブ・ミナールを後にして南の公園に入っていきます。

 

公園の中にも遺跡が。たぶんクトゥブ・ミナール絡みなのかもしれないけど詳細は不明。

 

珍しく日中でも元気そうな子犬たちがいました。犬種が野良っぽくないけど。

 

だいぶ離れても尖塔は存在感を誇っています。

 

道がきれいになりました。もうすぐか?

 

おかあさんたちが子ども井戸端会議をしています。井戸端といえば・・・?

 

そうここにも本旅のテーマ、階段井戸があったのです!(言いたかっただけ、本旅2回目)

 

反対側に回り込んでみるとまさしく階段井戸です。相変わらず水が汚いです、ここは藻だらけ。
Google mapの表示では「Rajon Ki Baoli」となっていますが、詳細は不明。

 

ここも観光客も警備みたいな人もいないのでやりたい放題出来ます。

 

この日は日曜日だからか公園にもピクニックに来ている方が多く、なかなかほっこり出来ました。

 

〈今日の移動2 徒歩〉

今回の公園内の移動は地図にするとこんな感じです。

 

 

国立博物館

〈本日の移動3 メトロ〉

 

もうなんの迷いもなく乗れるようになったメトロに乗って一番暑い時間に国立博物館で涼む計画。

 

こちらはさすがに国立だけあって3階建て(4階建てだったかも)のスペースに多ジャンルの展示物がかざってあります。

あまりに膨大だったので駆け足で見ました。てきとうに印象に残ったのだけ紹介します。

すごく緻密な象牙の箱。

 

たぶんインドでも有名な鉄像、すごくかっこいいです。

 

ミニ仏舎利。

途中眺めていたら仏教徒っぽい格好の2人組が現れ、五体投地のあとお経を唱え始めてしまいました。
博物館なのにそういうの始めちゃうんだ、とまたカルチャーショックを味わいました。

 

なんか駄菓子でこういうくじみたいなのあったよね。

 

牛の中に世界が・・・こういうの好き。

インドの武器、バグナグってやつか。

上の方の階では民族衣装も飾ってありました。

 

若干の年越しムード、インド門

だいぶ博物館に時間を取られてしまった。
17時頃、博物館を出て東へインド門が見えてきます。

 

この日はインド門近くは歩行者天国になっていました。

年越しだからなのか日曜はこうなのか、尋ねる語学力もなくよくわかりませんでした。

 

ドーンインド門

クトゥブ・ミナールといいでっかいの好きだなあと言いたいところですが、このインド門は凱旋門ではなく第一次大戦でイギリスに協力して戦死したインド人兵士たちの慰霊碑らしいです。

これまで多くの場所で見てきたムガル帝国だけでなく、インドはさまざまな戦争を体験してきていることを再認識しました。学校で習う世界史ではおもに欧米の歴史が中心ですが、こういった歴史をしることができるのも海外旅行のよさだと思います。

 

あ、HAPPY NEW YEARの文字がやっぱり年越しホコ天なのかな??

 

コンノート・プレイス「ピンド・バルチ(Pind Balluchi)」で夕食

インド門から北に進み、コンノート・プレイスへ。

今日は昼食を取る機会を逸してしまったので、街歩きの前に夕食を取ることにしました。
インドでの最後の夕食になるので「歩き方」にも載っている有名店で食事を取ることにしました。本格的なパンジャーブ州料理が味わえるらしいです。店内もとってもおしゃれ7時前なのにほぼ満席でした。

 

おすすめのメイン、チキン・ビリヤニやマサラを頼みつつ、つなぎにシシカバブを注文しました。

おお!肉だー!とテンション上がりましたが、これ・・・

 

めっちゃ辛い!!!

 

見た目に反してこの旅、一番の辛さだったと思います。
この店、もしかしてすごく辛いのかと思い、ボーイさんを呼んで「Low spice, mild please!」と頼みました。

この注文がよくなかったのか混雑のせいか、めちゃくちゃ待たされました。

でも席の前で厨房の様子が見れてナンをつくる姿などを撮影して暇を潰すことが出来ました。

 


生地をこねて、窯にはりつけ・・・

 


棒でナンを飛ばして、右の人が刷毛でぬりぬり・・・。

ナンってこういうふうにつくるのかー。日本のインド料理屋にもこういう窯あるのかな?

 

結局そんなことをしていても料理がこないので別のボーイに「オーダーしたのに遅いよ!」とお願いするとついに出てきました。マサラとビリヤニ。いただきまーす!・・・

 

 

めっちゃ辛い!!!

 

途中の辛さ控えめオーダー通ってないよ!
でも残すのは主義に反するので気合を入れて食べました。ひーひー!

 

せっかく頼んだデザートのクルフィーも舌がひりひりしてよくわかりませんでした・・・。

 

腹痛の大晦日の夜

このあと、コンノート・プレイスなど街歩きを開始しました。映画館がたくさん並んでたりしていい感じではあったのですが、気がつくと先程の辛い料理がもろに来たようでお腹が結構ヤバイ状態に。

結局急いで宿に戻り無事トイレの人となってしまいました。

ベットとトイレの行き来の間に外から花火の音が聞こえたような気がしますが、これまでも何度かお腹の調子がよくないこともありましたが、いままでで最大の痛み、残念ながら外に行ける元気はなく。
大晦日の瞬間をレポートしたかったのにくやしい・・・でもこんなこともあるさ、と自分に言い聞かせ、体調回復に努めました。くそー。

 

次回は本旅、最終日おみやげとDVD探しに奔走します。

https://wandering-sun.com/2017/12/30/india2017-14/

 

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