巨大シアター、ボートクルーズ、噴水ショー・・・寺院ってなんだっけ?
これまで変わった寺院をたくさん見てきましたが、これまた度肝を抜くデリーの寺院。
他に類を見ない名実ともに最大の寺院。インドの本気ここで見られます!
前日のマトゥラー、ヴリンダーヴァンの旅はこちら
さらば、マトゥラー。デリーへバス旅
Divinty By Audra Hotelは朝食ビュフェもついていました。
当然朝もカレー。
〈今日の移動1 リクシャー〉
今日はついに首都デリーへ乗り込みます。
昨日のうちに宿の人と相談してデリーへはバスの方がよいことを聞き、バス停へのリクシャーも予約していました。ホテルが呼んだ人なら大丈夫かと思っていましたが、昨日の方と負けず劣らずの荒い運転。急ブレーキで膝をぶつけてしまいました。マトゥラーの人は運転が荒い??
例によってバススタンドを撮るのを忘れる。11時ごろ出発。
バスの中で出会った赤ちゃん。目が大きくてかわいい。
〈今日の移動2 バス〉
14時ごろ、デリーの中心街へ向かうバスでしたが、街中に入ると渋滞がひどくなってきました。
なかなか動かない中で隣に地下鉄(といっても上を走っている)が走っていたので乗り換えることにしました。
デリーの快適なメトロ旅
駅名は忘れてしまいましたが、駅に入るための荷物検査を終え、無事きっぷを買えました。
インドのメトロはコイン式のトークンです。Suicaのようにタッチして改札を通り、出るときはコインを投入します。
うおおお!!普通の電車だー!(完全に田舎者)
電車は激混みではないですが、結構混んでいました。
さすが都会のメトロだけあって普通の?服装の人ばかりです。
清潔感もあってすごく安心する・・・。
「MANDI HOUSE」駅でバイオレットラインからブルーラインに乗り換えます。
デリーの地下鉄は色で分けられており初めてでも乗り換えもわかりやすかったです。〇〇線とか名実あっていない日本のメトロよりもわかりやすいかも。
「TAMUNA BANK」駅でブルーラインの盲腸線に乗り換え。せっかくさっき褒めたけどこの辺色分けしないのは謎です。
「AKSHARDHAM」駅で下車。降りるとリクシャー運転手が営業をかけてきますが無視して歩きます。
遠くに見えるのが今回の目的地、「スワーミナーラーヤン・アクシャラダム」です。
今まで見たことないような駐車場の規模ときっちりとした整列っぷりです。
どこか見たことありませんか?
テーマパーク的寺院、スワーミナーラーヤン・アクシャラダム
すごい人の列、そうここはインドのテーマパークなのです。
実際にはギネスブックに「世界最大のヒンドゥー寺院」として載っている寺院ですが、中はアトラクションでいっぱいです。残念ながらカメラNGで荷物をすべて入り口で預けてからしか入れないので写真は取れませんでした。
でもあまりに素晴らしすぎてパンフレットやDVDなど買い漁ってしまったのでそこから中を紹介します。
豪華絢爛な建物
蓮と回廊?もうなんだかわからないけど豪華な回廊と建物です。
本殿。写真ではわからないですが、めちゃくちゃでかいです。
2005年完成なので新しく綺麗すぎるくらい綺麗です。
中もこれでもかっ!と言わんばかりのキンキンギラギラ。
ヴリンダーヴァンの寺院もそれぞれすごかったけど新しいのでさらに・・・。
彫り物も見事です。
また、夜になるといい感じにライトアップします。
深い彫り物に陰影が映えます。たぶんライトもきちんと計算されて配置されているのでしょう。
DVDからのキャプチャですが、上からの写真。もうよくわからんデカさです。
しかし、この最大のヒンドゥー寺院はこれらの豪華な建築だけではないのです!
最大の寺院にふさわしい4つのアトラクション!!
この寺院では4つのアトラクションが楽しめます。
このアトラクションこそがこの寺院の最大の見せ場とも言えます。順に紹介します。
第一のアトラクション、歩いて巡る人形劇
第一のアトラクションはたくさんの部屋を巡り、各部屋に物語が展開されます。
人形はギミックが付いていて部屋に入ると結構精密に動いて物語を盛り上げます。
盛り上げといて、いきなり落としますが、これはまあそんなもんかみたいな出来でした。
かなり凝っていていい出来なのですが、いかんせん語学力がほとんどないのでお話がわかりませんでした。
歩いて行けると言ってもギミックの準備のため、ある程度グループを仕切って進むので自分のペースでみることはできません。所要約50分。
第二のアトラクション、超巨大シアター
ここからが本番。2つ目のアトラクションは映画です。
寺院が持ってていいのかってほどとにかく でかい!
パンフレットには85x65ftとあったので約25x20m。私の人生の中で一番大きなスクリーンだと思います。(調べたら2015年に大阪エキスポにできた日本最大のIMAXが27x20mなので日本でもほとんど見れない大きさのスクリーンですね。)
内容はこの寺院が祀る聖人、スワーミナーラーヤンの人生を描いたものです。所要約40分。
この聖人は少年の頃からインド中を旅して巡り各地で奇跡を起こしたり、人々を助けて回ります。先程の人形劇ではわからなかったのですが、映像だと言葉がわからなくても伝わりました。
あらすじにしてしまうと「それだけ?」って感じなのですが、そこは映画の国インド。
踊りあり。
冒険あり。
動物あり。
気のいいおじさん枠あり。
ロマンス・・・はなかったかも。
なぞの合成あり。
もちろん外せないパレード、モブシーンもあり。
飽きさせることのないすばらしい映画でした。
個人的には以前訪れたネパールの聖地、ムクティナートが出てきたのが最高に盛り上がりました。
あと階段井戸では!?・・・ないか。
ともかく劇中で「スワーミナーラーヤン」「スワーミナーラーヤン」と連呼するので一年経ってもこの言葉をそらんじれるようになりました。改宗しようかしら?
思い出して買ったDVDを見たら、メイキングまでついていました。
まだ見てないや!あとで見よう。
第三のアトラクション、ボートライド
インド一万年の歴史をボートに乗って巡ります、所要12分。
もう完全にディ○ニーランドのイッツスモール○ールドです。ほんとに寺院?
こちらも蝋人形がときどきギミックになっていて時々動く。
ホントかなー?っていう歴史も時々ありましたが、それはそれで面白い。
第四のアトラクション、噴水ショー
ボートを降りると外に出れますが、最後に上の写真の場所で噴水ショーが見られます。
(夜限定?もしかしたらアトラクションではないのかも?)
右の写真のような感じで噴水への光と建物へのプロジェクションマッピングを駆使しているのですが、またこれがすごい凝ってる。
ちゃんと物語もあって噴水に現れた子どもたちが建物を壊して現れた魔人と魔法比べをするみたいな感じで年甲斐もなく、感動してはしゃいでしまいました。15分位だったかな?
これが映像化されていないかな、とDVDなどを買い漁ったのですが、残念ながら映像化はされていませんでした。
ぜひその目で確かめてください、デリーに行く機会あったら必見です!
入場料、アトラクション料、物販など
こんな感じで大満足のスワーミナーラーヤン・アクシャラダム寺院でしたが、なんと入場料は無料。
さすがにアトラクションは全部合わせて170Rsかかりますが、それ以上の価値は確実にあります!
チケットの売り場は覚えていないのですが、看板が結構あったのですぐわかると思います。
バラ売りもあったはずですが、人形劇→映画→ボートと流れるように進まされたのでスキップなどできるかは不明です。噴水ショーも夕方から何回かはやっているようでしたが、その流れに連動しているかはよくわからなかったです。
営業時間は「歩き方」によると9:00〜18:30です。
私は16時ごろ入場して30分ほどしてからチケットを買って最初にアトラクションに入るまで一時間位並んでいた記憶があります。そこから入って2-3時間ほどアトラクションを見ていて18:30は超えていましたが、出てけ!みたいな感じはありませんでした。たぶんアトラクションがはけるまでは大丈夫可と思いますが、本殿のライトアップは途中で消されてしまいました。
物販は左のガイドが5Rs、下の写真集?が50Rs、DVDがそれぞれ50Rs位でした。
持ち込みは禁止ですが、中にはレストラン、フードコートなどもあります。私はラッシーとか飲んでました。あとアトラクションの列に並んでいるときもサンドイッチとか売りに来ます。商魂たくましいですね。
遊び疲れて宿へ直行
インドの夜を楽しむ予定でしたが、かなりアクシャラダム寺院で遊び疲れてしまったのでこの日は予約していた宿(Hotel Tara Palace Chandni Chowk)にメトロで直行して付属のレストランで夕食を食べて寝ました。(この宿がなかなかな場所にあって迷ったのですが、この日は夜で写真も撮ってなかったのでまたあとで。)
ともあれスワーミナーラーヤン・アクシャラダム寺院はほんとおすすめです!
インドのイメージとはだいぶ違う感じはしますが、デリーに行って半日時間があるならぜひおすすめしたいです。あと行くなら午後から夕方に行って噴水ショーもぜひ見たいところです。
次回はクトゥブ・ミナール、そしてインドの街へ向かいます。
インドの都市はどんな感じなのか?
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