クリシュナの生誕の地にしてヒンドゥー教の聖地、古都マトゥラー。
カメラNGで厳重な警備がひかれているクリシュナ寺院は聖地というか、なんというか・・・。
でもこれはこれでインドらしい(?)異文化に触れられる素敵な場所でした。
前日までのアーグラの旅はこちら
マトゥラーまでの移動
さて、今日はアーグラを後にしてデリーとの間にある古都、マトゥラーに向かいます。
マトゥラーはヒンドゥーの神様、クリシュナの生誕の地でもあります。またその近くの町、ヴリンダーヴァンには4,000の寺院があり、そのすべてがクリシュナ様を祀っているとか。
はじめての「歩き方」にもコラムしか載っていない町なので不安でいっぱい、夢いっぱい。
前日に宿の近くで7:15発のチケットを取っていますが、駅までは少し距離があるので朝早めに出発します。
ブレブレですが、昨日夕飯をいただいた「ジョニーズ・プレイス」で5:30に朝ごはん。170Rs。
リクシャー(150Rs)で余裕をもって「Agra Cantt」駅に着きましたが、電光掲示板がずいぶん前の表示のまま止まっています。駅員さんに聞くと「そのトレインは約2時間は遅れる予定だ」みたいなことを言いやがります。
短い距離だから楽勝と思っていたけどやっぱインドだな・・・。
絶対2時間じゃ済まないとみて駅員さんに相談すると、マトゥラーに行くなら近くにバススタンドがあるのでそっちで行けることがわかったので、チケット(約150Rs)は放棄して急遽バスで行くことに。
心配だけどアーメダバードで路線バスには乗れたから大丈夫なはず・・・。
〈本日の移動1バス〉[2017.12.29]
だいたい歩いて15分くらいのところにバスターミナルはありました。
また何人かの人に「マトゥラー行きますか?」と聞きまくっていたのと暗かったのとで写真は撮り忘れています。
だいたい6:30、ちょっと薄暗いなか出発。一時間以上乗るのに75Rs、安いなあ。
出発からすぐ、バスの中から4つのミナレットのある建物が見えました。
たぶん「アクバル廟」だと思われます。
〈今日の移動2リクシャー〉
ちゃんとした場所は覚えていませんが、「マトゥラーに着いたよ!」と言われて降りたのは高速道路の下のような割と町中。思ってたのと違う。
道端にたむろしていたリクシャーにホテルまでお願いしますが、ほとんど英語が通じない!やっぱり観光客はすくないようです。ホテル名を言っても通じなかったのでGoogleを頼りに目的地に近い「Masani Station」とお願いしましたが、降ろされたのは道の真中。
「線路がないぞ!」とちょっと口論になりかけましたが、周りの人の仲裁(これも英語NGっぽかった)が入り、とりあえず徒歩で宿を探すことに。
あとで分かりましたが、「Masani Station」のある路線は廃線になっていたっぽいです。「Station」が伝わらなかったのでMasani町?まで行ってくれたみたい。ホテルも割とすぐでした、ごめんよドライバーのおじいちゃん・・・。
クリシュナの聖地、クリシュナ・ジャンマブーミー寺院
ホテルに荷物を置いて本日のメイン、「クリシュナ・ジャンバブーミー」へ向かいます。
予約した「Divinity By Audra Hotels」からは500mほどでした。
超厳重な寺院の入口
「クリシュナ・ジャンバブーミー」の門の前。
Googleの表記では「シュリー・クリシュナ・ジャンマズサン・テンプル」。
なんとも言いにくいのですが、この中にヒンドゥー教の神様の中でも人気のクリシュナが生まれた場所として聖地になっているそうです。
門の上で馬車に乗っているの青い顔の方がクリシュナ様です。
中をお見せしたいところですが、残念ながらカメラや機器の持ち込みはNG。
右手にクロークがありそこで全ての荷物を預け(10Rs)、門の下で厳格なチェックが行われます。
今回のインド旅でも一番の警戒の厳しさでした。
お金やパスポートなどを入れているポーチの奥に壊れたUSBの充電コードが入りっぱになっていたのですが、入り口でクロークに預けて再入場するように注意されました。
というわけで記憶を頼りに書き出す文字だけでお楽しみください。
クリシュナ生誕の場所!
本堂(?と思われる場所)は階段を上った先にありました。たしか2階建て。
寺院自体高台にあるのか登ると町が見渡せます。
ただ、本堂裏にはいつものモスクがどーんとそびえ立っていてそちらに威圧感を感じました。
なかはそんなに静粛な感じではなくクリシュナの絵や聖人と思われる像などが飾ってありました。
どれもそんなに古くないように見えワビサビ的な威厳は感じないのですが、周りの方(たぶんインド現地人)はとてもありがたそうにそれぞれにお参りをしていました。
特に「ミャンマーのポッパ山でみたナッ神」みたいな神様の人形が人気でした。
その先にも洞窟?のようなところにも像や絵画が飾ってありました。みんなで列を作って進むけどいまいち何を見ていいのかはよくわからず。途中瓶からありがたく水を飲んで回るひともいましたが流石にスルー。
蛇のお腹の中の人口洞窟
入り口近くには大きな蛇がいて中に入れます(確か入場料5Rsとかだった覚えあります)。
中は砂地に真っ暗ですが、その中に蝋人形でクリシュナの活躍譚が再現されています。
結構効果音とかライトアップとかで演出していて入り口の厳格さはなんだったのかとツッコミたくなってしまいます。このあたりは後光代わりに電飾をつけてしまうミャンマーで感じた宗教ギャップと似ています。
踊り狂う人々!?
また敷地の奥の方での建物にはいると、わりと広めの空間で人々が歌い踊り狂っていました。
ドラマとかでしか見たことないけど、沖縄の人が家の中で輪になって踊るののもうちょっと激しい感じ。
その建物の前にきたおばあさんが拝みながら泣き始めてしまったりでなかなか見れない光景に圧倒されっぱなしでした。
電子機器は持ち込めないですが、お金などは持って入ることができ、中には売店などもあります。
私はクリシュナ様の物語を知ろうと子供用の絵本を買いました。50Rs。
英語版があったのでなんとなくわかる、洞窟内にも蛇と戯れたり、岩を持ち上げたりこんな物語ありました。
残念ながらパンフレットやガイドのような類はなかったです。門の前でこのあたりの寺院のガイドを買ったのを思い出しました。10Rs。
載ってた載ってた!左が本堂で拝まれてた神様がこちらです。
寺院内部の感想まとめ
ともあれ厳重な警備の門に対し、聖地というよりはいわゆるテーマパークのような状態。
ミャンマーの仏教寺院でも感じましたが、やはりヒンドゥー教という宗教も我々の知る威厳のある宗教とは違うなんとなくはっちゃけた感じが伺えました。
今回はここまで。次回は見た目も運転も本旅最恐の運転手の案内のもと、ヴリンダーヴァンの個性的な寺院群を回ります。またはっちゃけたそれたともまた違った落ち着きある「マトゥラー美術」も必見です。
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